過去にBIG TOMORROWというビジネス雑誌で掲載されたマイナーだけど一生食べていけるすごい資格19本をご紹介します。
現役プログラマーである私としては、プログラマー以上に素晴らしい職業はなかなかないと思ってます。
結果を斬るつもりで見ていきます。
マイナーだけど一生食べていけるすごい資格19本
1位~19位の結果はご覧の通りです。
- 装蹄師
- 飾り巻き寿司インストラクター
- 通関士
- お墓ディレクター
- 終活カウンセラー
- カジノディーラー
- かわらぶき一級技能士
- 一級動物葬祭ディレクター
- サービスマナー講座
- キャリアカウンセラー
- 健康気象アドバイサー認定講座
- 太陽光発電アドバイサー
- 知的財産管理技能検定
- eco検定(環境社会検定試験)
- ビオトープ管理士
- 熱気球操縦技能証明
- こども環境管理士
- きき酒師
- 世界遺産検定
こちらの結果は2013年6月号のBIG TOMORROWに掲載されたものなので、データとしてはかなり古いです。
とは言え、資格の価値が大きく変動することはありませんので、現在でも十二分に価値ある資格だと言えます。
ここからはそれぞれの資格を詳しく見ていきましょう。
装蹄師
装蹄師(そうていし)は、馬のひづめに蹄鉄を打つ技術者のことです。馬はひづめに馬蹄を付けないと、走った時にひづめを消耗してしてしまうため、馬の靴屋さんとも呼ばれています。
一人前の装蹄師になれば、年収1500万円ぐらいと言われていますが、需要が比較的安定しているので、売れっ子にならなくても食べていける仕事として装蹄師は狙い目かもしれません。
飾り巻き寿司インストラクター
飾り巻き寿司とは、色を使ったカラフルな模様や、動物・花などを巻き寿司で表現したものです。
外国人観光客にも需要があるため、手に職をつけてしまえば、お店を構えて開業しなくても外国人相手に教室を開くことで、月収最大100万円ぐらい稼いでいる人もいます。
通関士
輸入出をする貿易取引では、税関を通すための一連の手続きが必要になりますが、この手続きを輸出入者以外で行えるのは法律上通関士のみとなります。
国家資格で難易度は高めですが、通関士は最低でも年収500万円程度、高ければ1,200万円程度と言われており、資格手当で年収は1割アップが見込めます。
お墓ディレクター
お墓ディレクターとは、お墓の種類や形状、歴史や文化、石材の種類や加工法、墓地、埋葬に関する法律、供養に関する知識など、お墓に関する幅広い知識を網羅したお墓の専門家の資格となります。
お墓ディレクターの年収は300万円程といわれていますが、会社によって大きく異なります。
お墓ディレクターだけが使える販売促進材料を購入することができますので、それを利用して売り上げアップを見込めるかもしれません。
終活カウンセラー
就活カウンセラーは「就活」に関する悩みや疑問に答えアドバイスをするカウンセラーです。
就活カウンセラーの年収は平均で約450万円といわれています。ただし高齢者の中で「終活」というキーワードが最近人気なので、需要のある職種だとは思います。
終活カウンセラーの合格率は95%と高く、比較的取得しやすいため狙い目かもしれません。
カジノディーラー
日本ではまだカジノ自体が違法なため正規のカジノディーラーは存在しませんが、海外で活躍しているカジノディーラーは最高で年収1,000万円といわれています。
手に職をつけて、海外で活躍したいと考えている人にとっては夢のある仕事かもしれません。
海外ではチップの文化があるので、賃金が安くてもチップで稼げるというメリットもあります。
「日本カジノディラーズ協会」が試験・認定するカジノディーラー資格試験がありますが、独学では難しく日本で唯一東京にある日本カジノスクールに通うことで、資格取得を目指せます。
かわらぶき一級技能士
瓦を用いて屋根を仕上げることを「瓦葺(かわらぶき)」と言い、その伝統的な技法を使って屋根を仕上げる職人が目指すスキルが、かわらぶき技能士という国家資格です。
手に職をつけて仕事をしたいと考えている人にとって、職人と呼ばれるかわらぶきの仕事はもってこいかもしれません。
多いときは年収800万円を見込めます。
若い後継者が不足していることもあり、かわらぶき技能士を求めている企業も多いかもしれません。
一級動物葬祭ディレクター
動物葬祭ディレクターは、ペット葬祭業に関わる唯一の資格です。ペット葬祭については特に資格がなくても行えますが、大切な家族の最期をお願いするのであれば、有資格者のほうが安心されますよね。
動物葬祭の平均年収は約300~500万円ほどですが、資格手当で1割アップを見込めます。
合格率も70%と高く、比較的取得しやすい資格だと思われます。
接客サービスマナー検定
接客業だけではなく、様々な分野で上質な接客サービスやビジネスマナーの知識や能力を判定する検定です。
敬語、ビジネスマナー、英語での接客や具体的なシチュエーションでの対応など、試験では実技試験も実施する必要があります。
接客業での年収はその職種や企業によって様々ですが、特に営業職では仕事内容にかなり有効で業績アップにもつなげることができる検定内容ではないかと思います。
キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーは、高校や大学などで、社会人の転職や学生の就職・進学に関しての悩みや相談に対して助言やアドバイスを行う仕事です。
最大年収は約650万円ほどと言われています。
キャリアカウンセラーとして仕事をするために必ずしも資格は必要ありませんが、国家資格であるキャリアコンサルティング技能士やキャリアコンサルタント、CDA資格などの資格を有していれば信用性は高くなると思われます。
健康気象アドバイサー認定講座
健康気象アドバイザーとは、気象と健康との関係に関する生気象学的な知識をベースとして、それに起因する疾病の予防やイベント中の事故防止、日常生活における快適性の向上などに役立つ知識を備えたスペシャリストです。
この資格だけで食べていける仕事は正直少なく、気象予報士の方が取得しているイメージの強い資格ですが、独学での取得も可能で比較的取得しやすい資格で、仕事の幅が広がることでのキャリアアップや、収入アップが見込めそうです。
太陽光発電アドバイサー
太陽光発電アドバイザーとは、太陽光の購入・設置について、経済的・技術的な問題や設置による様々なトラブル、や問題について消費者の相談にのれる人のことを言います。
太陽光設置の専門会社などでは、管理職になれば年収800万円というところもあります。
また、電気工事や家電量販店などでは資格手当として年収1割アップ程度は見込めそうです。
知的財産管理技能検定
知的財産管理技能士とは、著作権、商標、意匠、特許などの知的財産の管理・活用を適切におこなう専門家です。
国家資格なので難易度は比較的高く、1級ともなると合格率は5~7%と言われています。
この資格だけで食べていける仕事に就くのは正直難しく、知的財産に関する企業または部署に勤めている人が取得することが多い印象です。
企業によって年収は様々ですがその難易度の高さから、合格祝い金や資格手当を出す企業が多いと思われます。
eco検定(環境社会検定試験)
環境社会検定(通称eco検定)とは、東京商工会議所が主催する環境問題に関する民間の検定試験です。世界的に環境意識が高まっているため、注目されている資格でもあります。
社員に取得を奨励している企業というのが、環境問題を重くとらえている大企業に多く見られます。そのため一概に年収を出すのが難しいですが、資格手当で収入アップが見込めそうです。
ビオトープ管理士
ビオトープ管理士とは、自然や歴史、文化など地域で受け継がれる貴重な財産を活かしながら、持続可能で美しい街づくり・国づくりを実践する技術者、環境教育の指導者です。
この資格は民間資格で、合格率は1級が約32%、2級が約50
この資格だけで就職・企業は難しく、有資格者の多くは、大手土木会社や土地開発企業に勤めており、企業のよって年収に差があるものの平均年収はだいたい500万円前後と言われています。
熱気球操縦技能証明
日本で熱気球を操縦するためには熱気球操縦士技能証明が求められます。
技能証を取得するには、インストラクターとの20時間ほどの飛行訓練などの経験を積む必要がありますが、その訓練におよそ50~100万円前後かかります。
熱気球の1回あたりの利用料は約3,000円~25,000円ですが、天候に左右されるということや、利用者がそこまで多くないというデメリットから高収入は見込めない可能性が高いです。
しかし、子供に夢を与えるといった意味では最強ではないでしょうか。
こども環境管理士
こども環境管理士は、子どもたちに自然の大切さを伝えながら、地域社会で子どもたちが豊かな感性を育んでいく保育環境づくりをするエキスパートの資格です。
多くは、幼稚園・保育園・学校の先生が取得を目指す資格になります。
この資格単独での就職や転職は難しいかもしれませんが、先生たちにとっては資格手当などの収入アップは見込める資格になります。
きき酒師
日本酒にまつわる知識を伝え、もっと日本酒の良さを伝えて知ってもらおうというのがきき酒師の仕事です。いわば「日本酒のソムリエ」といったところでしょうか。
酒造屋や酒屋の従業員だけでなく、ソムリエとして活動をするとなればその年収は未知数とも言えます。
通信教育でも受講できるため、比較的取得しやすいうえに、海外でも「Sake」が流通しているので、将来性のある仕事とも言えます。
世界遺産検定
世界遺産検定は、世界遺産に関する知識が身につく資格です。
1級になると合格率は20%程度と、なかなか難易度の高い資格です。
この資格だけで就職や企業は難しいですが、旅行会社などに勤めていればその知識を仕事に生かせることから、多くの有資格者は旅行関係の会社に勤めています。
1~4級まであり級によって手当は様々ですが、1級など難易度が高くなればそれなりの資格手当を見込めます。
個人的にはやっぱりプログラマーがおすすめ
こうやってみると、夢があったり、年収が高かったり、手に職をつけた仕事も結構ありますね。
だけど、確かに1つ1つは魅力的かもしれませんが、すべての条件が揃っている職業はないように見えます。
その点プログラマーは、仕事をしていく上で多くの人が理想としている条件が多く当てはまっていると感じています。
これからの時代、手に職をつけて食べていける仕事が理想だと思いますが、プログラマーという仕事はまさにその1つだと思います。
今から新しいビジネスに挑戦したくて資格取得を検討している人は、是非プログラマーも視野に入れてみてください。