プログラムを勉強するうえで欠かせない基礎となる「ソースコード」とは一体どんなものでしょうか。
初心者でも簡単にわかりやすくご説明します。
ソースコードとは?
ソースコードとは、簡単に言えばプログラミングの元ネタとなる部分のことを言います。
一般的なプログラミングの流れを簡単に説明します。
- 人間がプログラムの元ネタを作る
- その元ネタをコンピューターが分かるように翻訳する
- 翻訳された指示をコンピューターが実行する
とても簡単に説明すると、このような流れでプログラミングというものは成り立っています。
この1番で作成する「人間が作るプログラムの元ネタ」のことを「ソースコード」と言います。
ちなみに、翻訳する作業のことを「コンパイル」といいます。

コンパイルが必要な言語な、C、C++、Java、C#などはコンパイラ言語と呼ばれます。
ソースコードの基礎基本
ソースコードの基礎的な書き方を初心者でも分かりやすくご説明します。
ソースコードの例
ソースコードとはどんなものか、最も手っ取り早く確認するには、HTMLが良いかもしれません。
ブラウザを右クリックし、ソースの表示をクリックしてみると、英語の文字列が表示されると思います。
これが、HTMLのソースコード例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang=”jp”>
<head>
<meta charset=”UTF-8″>
<meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0″>
<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”ie=edge”>
<title>タイトル</title>
</head>
<body>
<p>本文</p>
</body>
</html>
このように、一見なんのことか分からない表示ですが、全てに意味があって、コンピューターに指示を出しています。
ソースコードは基本的には、上から順番に実行していきます。
主なソースコード一覧
HTMLが最も確認しやすいソースコードだと思いますので、HTMLを例にして見たいと思います。
HTMLのソースコードは、「タグ」という細かい命令文から成り立っています。
そこで主なタグを一覧にしてみました。
タグ | 意味 | 例 |
<B> </B> | 太字にする | 太字 |
<U> </U> | 文字に下線を引く | 下線 |
<I> </I> | 文字を斜体にする | 斜体 |
<strike> </strike> | 文字に打ち消し線を引く | 打ち消し |
このように暗号に見える文字列も、実はちゃんと意味があるんです。

現在HTMLのタグの種類は110種類ほどあります。
ソースファイルとは?
ソースファイルの中身は、ソースコードが入っています。
基本的に、プログラミングはその機能や画面ごとにファイルに分けられています。
ソースファイルの拡張子は、例えばPHPなら「.php」、Javaなら「.java」、Pythonなら「.py」になっているため、どのプログラミング言語で記述されているのかは拡張子を見れば分かります。
このファイル数が多くなればなるほど複雑で高度なアプリケーションやシステムと言えます。

1つのソースファイルから構成されているものもあれば、数万のソースファイルで構成されているものもあります!
WindowsのソースコードはWindows 7の時代で1億行ほどだったそうですが、Googleの全サービスのソースコードを合わせると82億行になるというから驚きですよね。
ソースコードエラー
ソースコードを作成する上で、最も気を付けなければならないのが、一文字でも間違えるとエラーになってしまうということです。
これが、ソースコードを作成する上で一番厄介とも言えます。
簡単なコードならエラーになっても原因がすぐにわかりますが、複雑なコードになってくると、そのエラー原因を探すのも一苦労です。
そのため初心者がプログラミングに挑戦する場合は、ソースコードが比較的簡素な言語を選択すると良いかもしれませんね。
プログラミング言語を種類別に用途を細かくまとめた記事も参考にしてみてください。
