インフラエンジニアという職業が一体どのくらいの年収なのか、年齢や経験によって左右されるものなのか。
この記事ではインフラエンジニアの年収の詳細についてまとめてみました。
インフラエンジニアの仕事に興味がある人は必見です!
インフラエンジニアの年収と仕事内容
「インフラエンジニア」と聞くと高収入なイメージはありませんか?
実際、インフラエンジニアと呼ばれる職業の人たちの平均年収はどのくらいなのでしょうか。
具体的な仕事内容も含めてチェックしてみましょう。
インフラエンジニアの年収
インフラエンジニアの平均年収は約550万円。
国税庁による民間給与実態統計調査で発表された、令和元年12月31日現在の平均年収は436万円(引用:国税庁ホームページ)と言われているので、インフラエンジニアの年収は平均よりも高い数字と言えます。
平均で計算すると550万円ほどですが、実際にインフラエンジニアの所得を調査すると、実は250万円~1,350万円と幅が広く、その仕事内容やスキル、会社によってかなり差があるように見受けられました。
※引用元:30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度
同じインフラエンジニアといってもかなり仕事内容に幅があり、年収にも差が出てくるんですね。
インフラエンジニアの仕事内容から見る年収
インフラエンジニアの仕事は大きく3つに分けられます。
それぞれスキルも難易度も様々で、その仕事内容が給与に大きく影響しています。
- ネットワークエンジニアの平均年収:650~800万円
- サーバエンジニアの平均年収:300万~400万円
- データベースエンジニアの平均年収:360万〜930万円
こうやってみると、やはり平均年収の幅がかなり広いことが分かります。
これは、年齢・経験値・会社によって大きく差があり、一概にこのくらいという金額がないことが言えます。
インフラエンジニアの年収の特徴
インフラエンジニアの給与で特徴的なのは、持っている経験値やスキルによって同じエンジニアでも給与に差があるということです。
ある意味、頑張って実力が伴えば給与に反映すると言ってもいいでしょう。
IT企業の中には、システムを開発するエンジニアや、システムの「運用・保守業務」を行うSE(システムエンジニア)も存在しますが、今回ご紹介している「インフラエンジニア」はそれらのエンジニアよりも若干給与が高い傾向にあります。
上記の資料を以下に抜粋してみます。
- コンサルタント 928.5万円
- プロジェクトマネージャー 891.5万円
- 高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト) 778万円
- SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)593.7万円
- SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)568.5万円
- SE・プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装)603.9万円
- IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))758.2万円
- IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)608.6万円
- IT保守(顧客向け情報システムの保守サポート)592.2万円
- IT教育(IT関連講師・インストラクタ等)651万円
- IT業務の営業・マーケティング 783.3万円
- 営業・マーケティング 682.1万円
- プロデューサー・ディレクター 792.9万円
- コンテンツクリエイタ・デザイナー 411万円
- エンジニア・プログラマー 592.2万円
- 顧客サポート・ヘルプデスク 390.9万円
- その他 589.3万円
これで見ると分かるように、管理職にあたる職業は別として、スキルの高い分野なほど平均年収が高くなっているのが分かると思います。
インフラエンジニアが年収アップさせるコツ
インフラエンジニアとして年収をアップさせるには、以下の点がポイントとなります。
- 専門性の高いスキルを身に着ける
- 固執した知識だけでなく、幅広い分野の知識を身に着ける
- コミュニケーション能力、マネジメントスキルを上げる
- フリーランスとして働く
先ほども伝えました通り、スキルが高い=年収が高いということから、専門的な知識が多いことに損はなさそうです。
また、企業で働くとなれば管理能力があればさらにスキルアップが望めそうです。
企業で働くデメリットとしては、やはり高収入にも限界があるというところです。
さらに高所得を望むなら、フリーランスとして活躍するのも一つの方法ではないでしょうか。
そのためにはやはりコミュニケーション能力も必要となります。
インフラエンジニアで年収1,000万円稼ぐには?
インフラエンジニアとして年収1,000万円を稼ぐことは、現実的に不可能ではありませんが、実際には限られた一部の人で、かつ経験を積むために時間がかかることがわかりました。
最短ルートで年収1,000万円を突破するにはある程度の実務経験は必要ですが、後々フリーランスとして仕事をするのが一番手っ取り早そうです。
フリーランスであれば仕事の制限がありませんし、自由に仕事の幅を広げることが可能です。
インフラエンジニアとして年収1,000万円を稼ぎたいと考えている人は、フリーランスの道も検討してみてくださいね。